親が住宅ローン 払えない 住宅ローン 滞納|無料相談
親(父 66歳)が住宅ローンが払えず6ヶ月滞納しています。
住宅ローンはまだ600万以上残っていますが、会社を定年し収入は年金だけです。何度か援助をしましたが、もうこれ以上援助できません。
金融機関にも何も連絡していない状態です。
連絡した方がいいと言ったのですが直ぐに差し押さえられたり競売になるはずないと言って連絡しません。
金融機関から督促の電話が掛かってきても居留守を使っているいるようです。もう手遅れで競売か自己破産でしょうか?
専門家からの回答(ファイナンシャルプランナー)
金融機関によっても違ってきますが通常、住宅ローン滞納が3ヶ月~6ヶ月続くと、競売開始決定通知が届きます。
既に6ヶ月滞納しているとのことですから、金融機関が不動産に対する競売申立てを行っていると推定され、競売開始決定通知が届くのも時間の問題でしょう。
金融機関に連絡を入れていないとのことですから、金融機関からの心証も極めて悪く、競売に掛けられてしまう可能性が高いと予想されます。
競売で売却されたあと残債が残ってしまい、残債を払えない場合は自己破産も選択肢の一つですが必ず免責されるわけではありません。
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専門家からの回答(心理カウンセラー)
お父様の言動「直ぐに差し押さえられたり競売になるはずない」というのは、現実から目を背けてしまっているだけです。
心理学用語で否認と呼びます。否認の状態に陥ると何の根拠もないのに楽観的な考え方、捉え方をしてしまい、重大な事態に陥っているのに問題がないと思い込もうとしてしまうのです。結果的に事態は益々悪化してしまいます。
しかしながら、否認状態にある時でも、心の奥底では葛藤が完全になくなってしまうわけではありません。
自分の状況が正確に把握できない状態に陥り、自分の今の状況が理解し難くなっているわけですからご家族が根気良く諭すことがベストであると思います。強い言葉で叱ってしまうと益々意固地になってしまう恐れがあるので注意しましょう。やさしく根気良く諭してあげてください。
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読者からの回答事例
○居留守を使って逃げようとしても無駄で競売は時間の問題です。
本来であればもっと前に住宅ローンの支払いがきつくなったときに滞納する前に金融機関に行って相談するべき問題です。
リスケジュール(支払い額の軽減、支払いの延期など)が出来た、金融機関が良い返済条件を提示してくれた可能性がありました。
しかし、すでに遅い手遅れの状況と感じます。
今の状況では、優遇金利も無くなり、遅延金も発生しているはずです。
競売は安く落札されてしまうので競売より任意売却がベターな選択です。
○何度も催告書が届いていると思いますが催告を無視して滞納延滞し続ければ期限の利益を喪失します。期限の利益を喪失したらもうアウトです。競売回避は事実上無理で任意売却くらいしか競売回避手段はなくなります。
民間銀行の住宅ローンは3回連続滞納でアウト、住宅金融支援機構での借入れは6ヶ月連続滞納でアウトで競売となる場合が多いといわれています。