住宅ローン 払えない|固定金利 変動金利どちらがお得?

住宅ローン 払えない|固定金利 変動金利どちらがお得?

日銀のマイナス金利導入で住宅ローン金利は歴史的に低い水準まで低下、更に日銀はマイナス金利の深堀りという一手を打ち出すと言われている。

住宅ローンを使って住宅購入を考えている人、住宅ローンの借り換えを考えている人にとってはお得な時期とも言えそうだ。

しかし、ただ金利が安いからというだけで、ライフプランを良く考えずに今マイホームを買ってしまうようだと、将来、住宅ローン払えない、返済できないといった事態が起こりえる。

住宅ローンを組む場合、固定金利にするか変動金利にするか悩んでいる人も多いはずだが金利は大きく分けて3つのタイプに分かれる
全期間固定型、一部期間固定型(固定期間選択型)、変動型の3つだ

◎全期間固定型
一般的に固定金利と言われるタイプ
当初の金利が住宅ローン期間終了まで変わらない
金利が変わらないので、総返済額も確定し返済計画が立てやすいというメリットがある。将来、金利上昇が予想されるケースなら全期間固定型を選択するメリットは大きい。

全期間固定型の代表的な商品が住宅金融支援機構のフラット35

◎一部期間固定型(固定期間選択型)
当初一定期間は固定金利、その期間が終了すると金利の見直しがされる。
固定期間は3年や10年などがある。

固定期間終了後、金利が大きく上昇するような場合、返済負担が大きくなり、住宅ローンが払えないといった事態も起こり得る。

◎変動型
市場金利の変動ににより、半年ごとに適用金利が見直しされる。
変動金利は金利が一番安く設定されているので魅力も大きいが将来、金利が大きく上昇するような場合、返済負担が大きくなり、住宅ローンが払えないといった事態も起こり得る。

住宅ローン 払えないといった事態にならないためには

金利が低下し歴史的に低い水準まで低下している今、おすすめは固定型ではないだろうか

固定型は金利上昇のリスクを受けず、返済計画を安心して立てられる。
変動型に比べ金利は高いのが、現在は固定金利自体の金利水準も非常に低く、固定型を選ぶメリットは大きい。

変動型を選択する場合、もし将来金利が上昇した場合でも十分返済できる経済力が必要だ。貯蓄を十分行い、もし金利が大きく上がったら一気に繰り上げ返済できるくらいの気構えが必要だ。

住宅ローンとは20年30年と長期の付き合いが必要な金融商品である。
住宅ローンが払えない、住宅ローンが返済できないとなれば、マイホームを売却したり競売に掛けられたりすることも有り得る。

金利水準が低い今が住宅ローンを組み家を買うチャンスとも言えるが、将来の人生設計、ライフプランも良く考え、本当に今、自分にとって住宅ローンを組んで家を買うことが必要なのかを考えることが正しい判断を下すうえで重要であろう。

2016/9

住宅ローン 払えない