住宅ローン 払えない 住宅ローン 滞納 相談事例

住宅ローン 払えない 住宅ローン 滞納 相談事例

お恥ずかしい話ですが会社の景気が思わしくなく、給料が下がってしまい住宅ローンの支払いが苦しくなってしまいました。
こういう場合は競売になってしまうのでしょうか?
心配で心配で夜も眠れません。

解説
通常、住宅ローンを滞納したからといって直ぐに家を競売に掛けられるわけではありません。
住宅ローン融資をどこから受けているかによって、競売に掛かるまでの期間が異なります。

住宅金融支援機構の場合、滞納6ヶ月程度
都市銀行、信用金庫の場合、住宅ローン滞納3ヶ月程度で競売に掛けられてしまうことが多いです。

通常は住宅ローン滞納が3ヶ月を超えると、信用情報機関に登録されブラックリスト入りとなってしまいます。住宅ローンの残りを一括で返済するように請求がされます。

こうなってしまうと分割での返済は認められず、他の金融機関からの借り換えも出来ません。

そうなる前に借入先金融機関にリスケジュールが可能かどうか相談しましょう。

リスケジュールの事例

住宅ローン借入額3000万円、毎月の返済約12万円
不況のため勤務先の業績が悪化し給与が5万円減少、住宅ローンの支払いが苦しくなってしまった。

借入先金融機関に相談したところ、返済期間を10年延長するリスケジュールを提案された。

この場合、毎月の返済額が約3万円減ります。
しかし、注意が必要です。
返済期間を延長したことでローンの完済時期が10年延びます。
トータルの返済額は400万円以上増えます。

リスケジュールは一時的なその場しのぎであり、トータルの負担が増えることに注意が必要です
当面の負担は軽くなりますが、トータルの負担増となります。

給与の減収が一時的なもので将来増える場合はリスケジュールが有効ですが、収入増の見込みがないと将来、住宅ローンが払えない、住宅ローン滞納となってしまう可能性が高まります。

安易なリスケジュールは競売により家を失う危険性が高まります。
そうなる前に出来るだけ早く専門家に相談することが第一です。

住宅ローン 払えない 住宅ローン 滞納