住宅ローン 払えない 住宅ローン 滞納|介護破産急増

住宅ローン 払えない 住宅ローン 滞納|介護破産急増

2016/9、日銀のマイナス金利導入を受け住宅ローン金利は歴史的な超低金利水準にある。
大手都市銀行では10年固定金利が変動金利を下回る金利0.450%となっている。

消費税増税を控え消費税が10%になる前に、今の低金利のうちに家を買うのがお得と思っている人が多いのではないでしょうか?
しかし、30代後半~40代の人で住宅ローンが払えない滞納となり住宅ローン破産する人が増えている。

45歳 男性のケース
12年前に住宅ローンでマンションを購入。
購入時の世帯年収は580万円(妻のパート代込み)
住宅ローン総額 4500万円

40歳を過ぎて、会社の業績が悪化しリストラ、転職したが給料は以前より80万円少なくなった。それでも何とか住宅ローンが払えるため支払い続けました。

しかし、昨年、父が脳梗塞で倒れてしまい妻が介護のために働けなくなってしまいました。これで急に住宅ローン支払いが苦しくなり、住宅ローンが払えず滞納。借入先から督促がありましたがやはり払えません。

滞納開始から3ヶ月を過ぎたころ、このままだと債権が保証会社に移りますという連絡が借入先から入った。

結局、債権は保証会社に移り、残りの住宅ローン全額を一括で返済するよう求められました。保証会社から一括返済しなければ競売になるか任意売却するかどちらかだと最後通告をされました。

地元の信用金庫に借り入れの相談に行きましたが既に信用情報に滞納が記録されており、借り入れは出来ない状態でした。
そうこうしている間に保証会社から競売の申し立てがされマンションが差し押さえられてしまいました。

もともと最初から住宅ローンの支払い自体がギリギリだったのですが、不動産業者に、奥さんも働けば何とかなると言われ、何とかなると思ってしまったのが間違いでした。

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一般的な介護費用
○在宅介護、年間平均費用 約43万円程度(食費など除く)
○施設介護、年間平均費用 約120万円程度

それまでは何とか住宅ローンを支払えていたが親の介護負担から住宅ローンが払えない滞納となってしまう介護破産が増えている。

原因の多くは、住宅ローン融資を受ける際、もし介護費用が発生したら住宅ローンを払うことができるのかといったライフプランを考えずに家を買ってしまうことにある。

住宅ローンは20~30年と長期の返済が必要な商品であり、長期のライフプランを考えてから融資を受ける必要があるのです。

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